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収蔵資料を紹介します。【その14】

テーマ:     公開日:2026年05月09日

2026年4月4日(土)より『ガスミュージアム 企画展 ~祈り・学び・行楽~ 「明治の上野公園 三つの顔」展』を開催しております。

本展で紹介している作品の中には、上野公園内に立つガス燈を描いたものが複数展示されています。

東京名所 上野公園内国勧業第二博覧会美術館図 歌川広重(三代) 明治14年(1881)


東京上野公園之景 亀井至一 明治18年(1885)


上野公園へのガス敷設と園内ガス街灯の点灯は、明治14年(1881)3月1日から開催された第二回内国勧業博覧会の会場を照らすことがきっかけでした。博覧会開催中、会場入口の門から展示棟の脇にかけてガス街灯が設置され、4月1日には午後9時まで会場庭園内が開放され、花ガスをはじめとするガス街灯が煌々と照らしたと記録されています。

写真 帝室博物館 『東京風景』より 明治44年(1911)


明治時代に東京各所に灯ったガス街灯の多くは、関東大震災を境に姿を消しましたが、被害の少なかった上野公園では昭和10年代までガス街灯が点灯していました。

写真 上野のガス燈 昭和12年(1937)

図面 上野型ガス燈 昭和12年(1937)

添付の写真は、昭和12年(1937)に上野公園で点灯していたガス街灯を写したものです。
1930年代後半になっても東京の夜をガス街灯が照らしていたことがわかる貴重な資料です。また同年には、
現在の「旧東京音楽学校奏楽堂」北側でガス街灯の移動工事が行われた記録が残っており、その記録には
ガス街灯の図面も含まれています。
現在、公園内をガス街灯が照らすことはありませんが、東京国立博物館や上野精養軒の建物ではガスによる
空調機器が活躍しており、利用者の方々に快適な空間を提供しています。

ガスミュージアムでは、今回ブログで紹介した錦絵作品以外の作品も、開催中の企画展でご覧いただけますので、
皆様のご来館をお待ちしております。

 

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