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瓦斯野炎男の美味しいミュージアム【鶴川編】 ~「旧白洲邸 武相荘」   白洲家直伝カレーと「知龍」海鮮丼~

テーマ:     公開日:2026年04月29日

こんにちは、瓦斯野炎男です。今回は小田急線鶴川にやって来ました。新宿から電車に揺られ、多摩川を越えて神奈川県に入り、さらにその奥に位置する東京都町田市、といった立地です。神奈川県と言われても納得してしまうほど、都心からは離れた場所ですね。目指すは「旧白洲邸 武相荘」なのですが、その前に、最近テレビでも話題の豪華海鮮丼でまずは腹ごしらえをしていきましょう。鶴川駅から少々離れたところにある、その名も「知龍」です。
早速、お目当ての海鮮丼「海鮮重」が登場です。目の前に置かれたその姿に、「うっわぁ〜」と思わず声が漏れてしまいました。まずはアップ写真からご覧ください。

器から溢れんばかりに盛られた海鮮は、マグロ、中トロ、コハダ、ブリ、タコ、イカ、エビ、タイ、サーモン、いくら、とびっこなど、もう数えきれないほどの具材で埋め尽くされています。まさに海の宝石箱。どこから手をつけて良いか迷ってしまうほどの豪華さに、テンションが最高潮に上がります。
因みに、今さらではありますが、「海鮮重」全体とお店の外観写真もどうぞ。

さて、海鮮丼でお腹も満たされたところで、いよいよ「旧白洲邸 武相荘」へと向かいます。鶴川の住宅街から小道を登っていくと、開発が進んだ多摩丘陵の中でも、手つかずの豊かな自然が残されていることに気づかされます。

武相荘は、昭和の著名な文化人である白洲次郎・正子夫妻が暮らした旧邸宅です。白洲次郎は、戦後に吉田茂の側近として活躍したことで知られ、通産省の創設にも携わりました。また、東北電力の会長を務めた経歴もあり、エネルギー分野にも関りが深い人物です。昭和18年(1943)に当時の鶴川村に転居してきて以来、夫妻ともに亡くなるまでここを住まいとされていました。「武相荘」というユニークな名前は、武蔵の国と相模の国の境にあることに加え、「無愛想」という言葉遊びをかけて名づけられたそうです。2001年に一般公開が始まり、2015年にはレストラン&カフェもオープンし、今や人気の施設となっています。一時は白洲次郎・正子ブームが起こり、関連書籍がベストセラーになったこともあり、連日バスツアーが押し寄せるほどでしたが、最近は落ち着いた雰囲気で訪れることができるようです。

受付を済ませて進むと、まず目に飛び込んでくるのは趣のあるカフェです。その奥には、17歳だった次郎が父から買い与えられたという、歴史を感じさせるアメ車「PAIGE」が展示されています。

さらに進むと、バー&ギャラリー「Play Fast」があります。

中に入ると、白洲次郎がマッカーサー元帥に贈ったとされる椅子のレプリカが置かれ、当時のバーの様子が再現されています。彼らの生活の一端を垣間見ることができ、まるで時が止まったかのような空間に引き込まれます。

続いて、レストランが見えてきました。

先ほど海鮮丼を食べたばかりだというのに、ここを通り過ぎるわけにはいきません。山道を登ってきたせいか小腹もすいた、と言い聞かせながら堂々と入店です。

カフェ利用のつもりでしたが、ご案内いただいた方から、「白洲家直伝のカレーがおススメです」と耳にし、おススメに弱い私はつい注文してしまいました。

このカレーには、白洲次郎が野菜嫌いだったため、カレーに野菜をすりおろして入れていたというエピソードがあるそうです。また、添えられた千切りキャベツをカレーに混ぜて食べるのが次郎流とのこと。

そして、西洋ではスプーンはスープに使われるもので、カレーは西洋食の延長としてフォークで食することが正統であるという彼のこだわりにならい、私もフォークでいただきます。

辛いものを食べた後には甘いものが欲しくなるもの。デザートには、次郎の大好物だったというどら焼きを注文しました。

皮に刻まれた焼き印は次郎直筆だそうで、ここにもこだわりが感じられます。皮を押し広げると、抹茶アイスとあんこがたっぷり。今度こそ本当にお腹いっぱいです。”

さて、やっと「旧白洲邸 武相荘」のミュージアム部分に到着です。寄り道に次ぐ寄り道で、ミュージアムに到着するまでこれほど時間がかかったのは、「瓦斯野炎男の美味しいミュージアム」史上最長かもしれません。

茅葺屋根の母屋に入ると、そこには白洲次郎・正子夫妻の書斎や家族の居間が当時のままに保存されており、家具や持ち物、写真類、さらには次郎手製の調度品や実際に使っていた品々が並び、二人の生活の息づかいが感じられます。まるで時間が止まったかのような空間で、彼らのこだわりと美意識が詰まった暮らしぶりに触れることができました。

ミュージアムを出ると、豊かな自然の中を散策路が続きます。

竹林の中を少々登っていくと、頂上からはすぐ隣に広がる住宅街が見渡せます。開発が進んだ多摩丘陵の中で、この武相荘だけが当時の面影を色濃く残し、大切に保存されていることがよく分かります。

今回は、旧白洲邸武相荘に、豪華な海鮮丼、そして白洲家直伝のカレーやどら焼きといった「美味しいミュージアム」をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。皆さんもぜひ、白洲次郎流にフォークでカレーを味わってみてください!また次回の「瓦斯野炎男の美味しいミュージアム」でお会いしましょう!

 

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