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ガス灯を探しに行こう! 第2回 京橋のガス灯

テーマ:     公開日:2021年04月16日

「ガス灯を探しに行こう」の2回目は、明治5年(1872)の横浜に続いて
明治7年(1874)にガス灯が出来た東京の銀座通り、京橋へ行ってみましょう。

京橋が「橋」であった当時の唯一の証である、橋脚の親柱が一本残っていてその隣にガス灯がありますよ!

この図はガス管の設計図です。右下の芝金杉橋にあったガスの製造工場(現在は東京ガス本社)から、
新橋を通り最初は京橋までの85基でした。赤い小さな点の印がガス灯の場所を示しています。

地図の京橋右下にある赤い点が、このガス灯なんですね。
現在は、ガス灯の上に高速道路が通っていて周囲の照明や看板が目立つので、
残念ながらガス灯の灯りはとても控えめ・・・気づかずに通り過ぎる方も多いようです。

実は、このガス灯の燈柱は浅草神社の境内に残っていたもの。
頭部は破損していたそうですが燈柱はしっかりしていました。
銀座通りのガス灯と同じ型だったので銀座通り連合会が昭和31年(1956)に譲り受けてきたのだそうです。
復元当初はガス灯ではなく100ワットの電球を入れたものでした。

昭和40年(1965)の京橋撤去工事で一度倉庫に仕舞われましたが、
翌年設置する際に東京ガスの技術協力によりガス灯として復活しました。
(参考:昭和41年(1966)9/5読売新聞)

さて、明治7年(1874)銀座通りにガス灯が灯った様子を想像するとワクワクします。
正岡子規が、人力車で銀座通りを通った際に初めてガス灯を見て「まるで昼のようじゃ」と驚いて、
ハガキに絵を描いて松山の母と妹宛に送ったそうです。

そのハガキの絵・・・何かに掲載されていることを期待して、本を探したりインターネットで検索していますが、
今のところ私は見つけることが出来ていません。
どなたかご存知でしたら、教えてくださいね。

担当:E☆H

 

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