
ガスミュージアムブログ
瓦斯野炎男の美味しいミュージアム【宮崎台編】 ~「電車とバスの博物館」と『孤独のグルメ』聖地巡礼「とんかつ しお田」~
こんにちは、瓦斯野炎男です。今回は東急田園都市線宮崎台駅に来ております。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、川崎市宮前区に位置し、渋谷から東急田園都市線急行で溝の口乗り換え各駅停車で23分ほどの場所です。なぜ宮崎台を選んだかというと、最近大人向けのミュージアムが続いていたため、お子さまに人気のミュージアムを体験したいと思い、宮崎台駅直結の「電車とバスの博物館」を訪れました。というのは表向きで、本当は『孤独のグルメ』の聖地巡礼として「とんかつ しお田」でどうしても食べてみたいというのが本音です。
まずは、改札を出て目の前にある「電車とバスの博物館」へ向かいます。

入り口に近づくと、すぐに可愛らしい踏切が見えてきて、期待が高まります。


早速、入館手続きです。入口の券売機で懐かしい雰囲気の切符を購入しました。この切符がまた、子どもの頃に胸をときめかせた鉄道旅行を思い出させます。
自動改札を抜け、3階に下ります。DENBUSショップやNゲージパークの先に昔の高津駅の切符売り場が再現されており、まるでタイムスリップしたような感覚に陥ります。こうした細部の再現は、鉄道ファンにはたまらない魅力ですね。

さらに進むと、ミニライブラリーに開業間もない頃の東急目黒駅の精巧な模型が展示されていました。今や地下深くへと潜ってしまった目黒駅が、かつて地上にあった姿は、現在の姿からは想像もつかないほど新鮮で、歴史の重みを感じさせられます。

続いて、多くの子どもたちに人気の「ジオラマシミュレーター」です。ここでは、精巧に作られた巨大なジオラマの中を走る模型電車を、実際に自分で運転できる体験ができます。目の前の街並みを電車が走っていく様子は、大人でも思わず夢中になってしまうほどの臨場感でした。

その奥には、鉄道の裏側に迫る「電車のおしごと」コーナーがあります。ここでは、普段見ることのできない駅員さんの一日の業務が、写真や解説パネルを使って分かりやすく紹介されていました。安全運行を支える様々な仕事を知ることで、鉄道への理解と感謝が深まります。子どもたちだけでなく、大人にとっても新しい発見がある、学びの多い展示でした。

いよいよ、本物の車両展示へと足を踏み入れます。まず目に飛び込んできたのは、ひときわ目を引く「デハ200形」の車両です。説明によると、これは昭和30年代に東急車輛製造によって造られた、日本初の超低床・超軽量連接車だとか。その革新的な構造に驚かされます。車両に添えられた表示を見ると、かつては渋谷から二子玉川(当時の二子玉川園)までを走っていたことがわかります。玉川線の廃止に伴い、昭和44年には惜しまれつつも廃車となってしまったそうです。その短い生涯に思いを馳せると、まるで歴史の生き証人のようです。


実際に車内に入ってみると、運転席はどこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気。そして座席に腰掛けると、当時の人々の暮らしや、この電車が運んだであろう様々な情景が目に浮かぶようでした。子どもたちはもちろん、大人もその歴史的な価値に触れ、貴重な体験ができることでしょう。


さて、鉄道車両に続いて、今度はバスの展示へと移動します。そこに鎮座していたのは、威風堂々たる「日野RB10型大型路線バス」です。1965年(昭和40年)製という、実に半世紀以上も前の車両ですが、驚くことに同型車としては全国で唯一残存しているという、まさに奇跡の貴重な一台なのだそうです。解説によると、このバスは1966年から東京都内や川崎市内で活躍し、昭和40年代の公共交通を支えた代表的なワンマンバスとのこと。丸みを帯びたボディや色合いに、当時の人々の日常が目に浮かぶようです。


そして、そのバスの隣には「バスの運転士さんの一日」という興味深い展示がありました。ここでは、バスが安全に運行されるために、運転士さんが日々どのような業務を行っているのかが、パネルで分かりやすく紹介されています。単にバスを運転するだけでなく、運行前の点検から接客、緊急時の対応まで、多岐にわたる仕事内容を知ることができ、普段何気なく利用しているバスへの見方が変わるような、貴重な学びの機会となりました。

東横線CGシミュレーターの体験をはじめ、まだまだ子どもから大人まで楽しめる人気のコンテンツが満載で、一日中いても飽きないほどの充実ぶりです。しかし、展示を見ているうちにお腹もすいてきたので、今回は後ろ髪を引かれる思いで、次の目的地へと向かうことにします。
宮崎台駅から坂を8分ほど上ると、住宅街の合間に目的の「とんかつ しお田」が見えてきました。ちなみに、一つ隣の宮前平駅からの方が少し近いのですが、ドラマで五郎さんもバテバテになっていた長い急坂を上ることになりますので、訪問の際は心しておきましょう。

「孤独のグルメ」の聖地として知られるこちらのお店は、常に行列が絶えません。店内は10席ほどのこぢんまりとした空間のため、開店の2時間前から並ぶ方もいるのだとか。聖地巡礼に訪れるのは国内の方だけでなく、海外からも多くのお客様が来ると耳にしました。番組の影響力の大きさを改めて実感します。
早速、注文です。ドラマで五郎さんが召し上がったのはヒレカツ、クリームコロッケ、エビフライでしたが、私としては「とんかつといえばやはりロース!」というこだわりがあるので、今回はロースカツとエビフライがセットになった「海老ロース御膳」に、クリームコロッケを追加でお願いしました。


運ばれてきたロースかつは、写真でもお分かりいただけるように見事な厚みがありながら、驚くほど柔らかく、ロース特有のほどよい脂身が口の中でとろけます。大きなエビフライは、たっぷりのタルタルソースにつけて頬張ると、プリプリの食感がたまりません。そしてアツアツのクリームコロッケは、ゴロゴロと大きな具材が入っていて食べ応え満点。どれもこれも、期待を裏切らない絶品の味でした。
すっかり満腹になったところで、帰り道は急坂をお腹を抱えながら下り、宮前平駅へと向かいます。今回は、電車とバスの博物館から始まり、「孤独のグルメ」の聖地である「とんかつ しお田」までを巡る旅をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。皆さんも“開店2時間前に並ぶ覚悟”ができたら、ぜひこの絶品とんかつを味わってみてください。それでは、また次回の「瓦斯野炎男の美味しいミュージアム」でお会いしましょう!
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