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瓦斯野炎男の美味しいミュージアム【丸の内編】              ~ガス灯きらめく三菱一号館美術館と行列のつけ麺「松戸富田麺絆」~

テーマ:     公開日:2025年10月05日

瓦斯野炎男が在籍する東京ガスグループは、10月1日に140周年を迎えることができました。ひとえに皆さまのご支援の賜物であり、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。創業当時はガス灯をメイン事業としておりましたが、同時代のガス灯とともに19世紀後半の雰囲気を再現した「三菱一号館」にやってまいりました。

「三菱一号館」は、1894年(明治27年)、開国間もない日本政府が招聘した英国人建築家ジョサイア・コンドル(鹿鳴館も設計)によって設計された洋風事務所建築です。全館に19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられています。
この建物は老朽化のために1968年(昭和43年)に解体されましたが、40年あまりの時を経て、2015年にコンドルの原設計に則って同じ地に三菱一号館美術館として生まれ変わったものです。
中庭には我らがガス灯も10基復元されています。詳しくは「ガス灯を探しに行こう」をご覧ください!
https://www.gasmuseum.jp/blog/theme/gaslighting/page/12/

ガス灯に囲まれた中庭です。

赤レンガにガス灯が映えています。

今回は「三菱一号館美術館」ではなく、「三菱一号館歴史資料室」を訪問しました。
三菱一号館の復元の経緯や丸の内の歴史を紹介する展示コーナーで、旧三菱一号館の当時の事務所空間が再現されています。しかも無料です!

それでは入口から入ってみましょう。漆喰壁や木の格天井など、明治期の執務室の雰囲気を味わえます。

ドールハウスがお目見えです。

1894年に竣工した旧三菱一号館を細密に再現した1/40サイズの模型で、銀行の営業室部分は当時の資料を基に、銀行で働く人と訪れた人の様子も分かるようになっています。

家具に組み込まれたモニターのスイッチを押すと、丸の内の歴史が江戸・慶長期から現在まで時間を追って見ることができます。特に1894年(明治27年)の三菱一号館竣工から丸の内の開発が進んでいく様子を一気に観察できました。

また、当時のオフィス家具も再現されています。「芝家具」と呼ばれた、港区芝地域で製作されていた家具の復元です。

丸の内の地図に加え、奥のショーケースには銀座の老舗の方々が再現した明治のビジネススタイル(スーツ、シャツ、帽子、鞄、靴)が展示されています。

すっかり19世紀の雰囲気を味わったところで、20世紀の大発明「つけ麺」を味わいに行きましょう!
「三菱一号館」から東京駅寄りのKITTE地下1階にある「松戸富田麺絆」です。つけ麺界で全国トップと言われる千葉県松戸市の名店「中華蕎麦とみ田」の系列店となります。あの「とみ田」の名がついているだけに、期待が膨らみます。案の定、すごい行列で30名ほど並んでいました。お店の写真を撮ろうとしたところ、行列の人々の顔がたくさん写ってしまうため、看板だけを撮影しました。写真に写っている頭の数から、行列の雰囲気が伝わるでしょうか。

ただ、回転が速いのか30分強で入店できました。
「とみ田」といえば“麺”が主役のシンプルなつけ麺を注文しようと思っていたのですが、最新のタッチパネル式券売機の前に立つと、後ろからの「早くしてください」的なプレッシャーとブログ用の写真のことが気になり、結局「濃厚つけ麺+柏幻霜ポーク」を購入してしまいました。

最初に麺だけ味わいます。美味しい!スープも極太麺に負けない濃厚さです。一方、ポークは最近流行の低温調理風で、やや普通の印象でした。やはりシンプルなつけ麺、特盛にしておけばよかったと少し後悔しました。
最後はスープ割です。ゆずが少し利いたスープで、いけないとわかっていながらもつい飲んでしまいましたが、大満足でした。

いかがでしたでしょうか。今回の瓦斯野炎男の「美味しいミュージアム」、皆さんも「麺」を味わってみてください。それでは、またお会いしましょう!

 

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