企画展
~着物とフロックコート~版画にみる明治の装い展
歌川広重(三代)
「東京滑稽名所 日本橋天地の魚市」
1883年(明治16)
楊洲周延
「舞踏会 上野櫻花観遊ノ図」
1887年(明治20)
〜着物とフロックコート〜版画にみる明治の装い展
1853年(嘉永6)ペリー提督率いる4隻の黒船が浦賀沖へ来航した出来事は、人々に海外へ目を向けさせる大きなきっかけとなりました。
明治維新後、新政府は近代国際社会の一員となるべく西欧の文化を取り入れようと、洋風化を進めました。
人々の装いにも変化を求め、男性は髷(まげ)を落とすことからはじまり、政府関係者から洋装が進み、女性は上流階級婦人より洋装が取り入れられ、鹿鳴館の夜会などでみられた、華やかなバッスル・スタイルのドレス姿などは、明治文化の特徴として現在の私たちを魅了しています。
しかし市井の人々の間では多くは和服姿でしたが、その中にも男性では和服の上にフロックコートを羽織るもの、晴天でも洋傘を持ち歩くものも現れ、女性の間では洋装スタイルの影響を受け、日本髪から和服に合う「西洋下げ髪」や「マーガレット」などの「束髪(そくはつ)」と呼ばれる新しい髪型が広まるなど、洋風化の影響は身のまわりで少しずつ取り入れられて行きました。
今回は幕末から明治にかけて、男女それぞれの装いが文明開化の影響をどのように受け入れていったかを、版画をとおして紹介致します。
会期 | 2010年4月2日(金)~6月27日(日) |
開館時間 | 午前10時~午後5時 ※入館は午後4時まで |
休館日 | 月曜日 ※ただし5月3日(月・祝)は開館、5月6日(木)は休館 |
会場 | ガス灯館2階「ギャラリー」 |
交通 | 交通情報、最寄地図はこちらをご覧ください。 |
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