館内の見どころ

TG55号ガス冷蔵庫

アンモニアを冷媒とする吸収式の冷却システムが採用された電気を使わない冷蔵庫です。現在この技術は、超高層ビルやスタジアムなど大規模なビルの空調システムで活躍しています。

タツミ ガス自動炊飯器

昭和30年(1955)末に発売された、電気炊飯器に対抗して開発された製品。家事の省力化が求められる時代のニーズに応じて登場しました。

エンジェル3号 ガス湯沸器

現在の四角い形をした小型ガス湯沸器と形状が異なり、円筒型の形をした初期のガス湯沸器。空だきを防止するため、ガスと水の栓（コック）が連動する関連コックという機構を備えています。

昭和40年代のお風呂

昭和40年(1965)に開発されたガス風呂釜で、密閉された製品内に水を引きこみ、吸排気を外気で行い、浴室内の空気を利用せずお湯を沸かします。内風呂の普及と後に採用されたシャワー機能は、生活に大きな変化をもたらしました。

分離式ガスオーブン

分離式のガスオーブンで、オーブンを使用しないときはコンロとして利用できます。分離するオーブン部分は「天火(テンピ)」とも呼ばれ、独立した製品としても販売されていました。

ウルトラレイ ガスストーブ

モダンなデザインの赤外線ガスストーブの一種です。一番表面の金網と二枚目の金網の間でガスを燃やし、網を赤化させて暖めています。圧電式の自動点火装置が備わっていますが、表面金網の開口部にマッチを差込み、点火することもできました。

ガステーブル（セイフル）

「天ぷら油火災防止機能」「焦げつき消火機能」など7つの安心機能を搭載したコンロの初期の製品です。各口のコンロに搭載された安全センサーは、現在のコンロでは標準になっています。

屋外設置型ガス給湯器 (パイプシャフト設置)

集合住宅のパイプシャフト内に設置できるように開発されたコンパクトながら大能力の給湯器です。水圧を下げることなく、快適なシャワー入浴が可能になりました。

空気清浄機能付ガスファンヒーター

ファンで空気を送るコンパクトでパワフルなガスストーブです。冬場の暖房だけでなく、季節を問わず室内の空気を浄化する、空気清浄機能も搭載されています。