Webスケッチ展
「多摩を訪ねる」
2019年2月8日(金)から、3月10日(日)の期間開催しました、「多摩を訪ねる」への出品作品33点を紹介いたします。
小平ふるさと村(小平市)、高尾山(八王子市)、釜の淵公園(青梅市)をはじめ、描かれた風景からは、それぞれの作家の視線と感動が伝わってきます。スケッチの魅力と多摩地域を訪ねた気持ちになれる作品をご覧ください。
「小平駅前ホワイトアウト」
川上 雅彦
昨年1月しばらくぶりに30センチ以上の降雪があった。さすがに降雪中のスケッチは困難なので、カメラを持ち近隣の街角や踏切り、水道道路を歩きまわった。
翌日は雪晴れであった。この2日で数点の作品を仕上げた。
「静寂の公園」
鈴木 俊春
青梅の中心街近くを流れる多摩川沿いに、釜の淵公園がある。大小の木々を背に芽ぶきに旧家が溶けこみ、四季折々の風景を見せてくれる。
今回は夏の日差しを受けた木々と暑さに人影のない公園内の路を描きました。
「古民家Ⅰ」
本間 幸
水彩画を始めて、はじめて作品になった多摩地方に建てられた古民家です。
実物と画用紙を何度も行ききしながら見ているうちに、なんだかそこに住んでいた人まで浮かんできて、思い出深い一枚になりました。
「丸いポストのある風景」
古本 毅
私の住んでいる小平市では、丸型ポストを随所で見かけることができます。
(37個所、都内第一位)私のような年齢になると丸いポストは懐かしく、とてもノスタルジックな気持ちにさせてくれます。
「秋彩」
市川 義耿
久米熊野神社は西武線東村山駅より徒歩20分程の閑静な住宅街の中に有り、市民の祈りと憩いの場になっています。
境内に有る銀杏の黄葉は特に素晴らしいので御社と共に描いてみました。
「緑豊かな多摩の地に佇む旧三井家拝島別邸 -文化財は歴史の証人-」
君野 弘征
多摩にある文化財(建造物)は少ないが、貴重である。拝島にある旧三井家拝島別邸は、多摩の別荘として明治期に千代田区に建築された鍋島邸を昭和2年に移築したものであり、当時の緑豊かな多摩の地が偲ばれます。
「予感の一本道」
高木 光義
一橋学園駅の南口を出ると、自衛隊の敷地沿いに桜並木が続きます。
交番がある信号を右折した”あかしあと﨔の通り”は、次に待ち受ける「玉川上水沿いの、多摩を代表する桜並木と雑木林」を予感させる一本道です。
「ひろがる庭」
村山 ひろ子
春の自由学園の庭です。春と秋の植物観察会に参加させて頂き、自然の生態系を生かした植物の世話や、飼育などを見せて頂いています。昔からの校舎が今も大切に使われています。(応募の件、自由学園の了承を得ています。)
「三宝寺池」
﨑山 悦子
例年にない猛暑が続く夏、蓮池に面する木影のベンチには、涼しい風が吹き渡り、一時の安らぎが訪れました。
「小金井公園の桜」
岩淵 洋子
小金井公園の桜は敷地が広いので早咲きから遅咲きまで一か月位の間に何回か足を運ぶ必要があります。東西南北にそれぞれ個性のある大木があります。
ぜひお見逃がすことのないよう何度でもお出かけ下さいますよう。
「隣りの田園」
臺 利夫
ありふれた田園風景である。だが車の往来のはげしい駅前通りの近くに、にわかに現れる広く開けた空間にひき込まれる。
だが、この自然も間もなく消えるだろう。
「鈴木稲荷神社」
清水 栄
鈴木稲荷神社は、鈴木町一丁目の先祖が、神仏の加護により、新田開発が成功するように、祈願した神社です。
「日本庭園」
中村 邦彦
晩秋の昭和記念公園を久しぶりに訪れた。入口の銀杏並木の金色アーケードを鑑賞した後、日本庭園までゆっくりと足を運び、多くの外国人観光客と共に庭園内の紅葉を楽しんできた。
「夏草」
宝田 裕
去年の夏、清瀬市の柳瀬川沿いを何日か通って描いてみました。
とても暑い夏でした。完成するまでには、夏草が伸びて大人の背丈以上になっていました。
「空堀川(清瀬市)」
斎籐 嘉璋
空堀川で初夏の緑となの花の様な黄色の花が川面に映っており、描きたくなった。
「独歩の武蔵野」
岡本 祏一
國木田独歩の「武蔵野」を読みましょう。楢やクヌギの美しい雑木林が表現されています。
この本を読み描くと武蔵野の絵がうまくなります。試して下さい。ここは立川市北部の林で、私の好きな数少ない独歩の武蔵野です。
「江戸時代の宝」
川上 輝幸
昭和50年に創建された狭山不動尊は天台宗別格本山として指定されています。
境内の多宝塔は桃山時代のもので大阪高槻市から移築され、今では江戸時代の宝を蔵する寺として都民に親しまれています。
「秋景」
篠﨑 圭子
小金井の学芸大学構内へスケッチに行き、描いた作品です。
一昨年の秋です。
「瑞穂 耕心館」
木藤 一郎
JR八高線の箱根ヶ崎駅から徒歩20分、江戸末期から明治を忍ばせる心癒される雰囲気の耕心館。
ゆったりとした気持ちでひとときを過ごしました。
「高尾山薬王院参道」
大谷 亘
これから序々に秋が深まっていく高尾山に、大勢の人々が連れだって昇っていく。
山の青があたり一面に染み込んで、これから色付く時季となる。
「御岳渓谷の秋」
飯島 幸男
老後の今は絵を描くだけが唯一の楽しみで、次は何にしようかと題材目当の写真を撮りに出掛けたのが御岳渓谷でした。
丁度紅葉も見頃の写真が撮れました。
「山本有三記念館」
橋本 延代
静かな冬の日、門の横に座ってスケッチしました。
鳥の声と時折訪問者がありました。
「小春日和」
桑原 和子
西武線八坂駅より徒歩5分程、ラジオ体操、ウォーキング、散歩、野球少年達。
いつもにぎやかな声がはじけている花と緑の公園。
「かくれた風景」
八木 隆造
孟宗竹で有名な竹林公園(新東京百景選定)の裏側の崖に表とは全く別な風景があり、湧水(東京の名湧水57選)の流れと、日なたと影の組み合わせが素晴らしく、絵になるなと感じ、スケッチしました。
「多摩湖」
猪熊 節子
晴れた日の湖面に、空と林が映り給水塔が、ポツンと美しく見えました。
東京都民の水源として作られた多摩湖堰堤からの眺めに誘われ、楽しくスケッチしました。
「ひっそりと咲」
野沢 綾子
昭和記念公園の大木の間に群生のかたちで咲いていました。
「湧水付近の東久留米氷川神社」
吉田 喜好
東久留米南沢の湧水と緑の里の氷川神社で、東久留米では、とても自然にかこまれた、野鳥もいる所にある神社で、とても静かなきれいな落合川の近くにあり、とてもいやされる、多摩をたずねるにふさわしいと思います。
「切り絵 兄弟仲良く畑仕事の手伝い」
長澤 徳一
昔は子供も家事労働に参加した。
仕事が終わりリヤカーを長男が引き二男が後から押し末っ子が荷台に乗り帰宅する様子を描いた。
「玉川上水」
中島 未来
たまに通る玉川上水をかきました。
なぜ玉川上水にしたかというと、美しいと思うからです。
「えきのふうけい」
中島 朱里
これは、えきのまわりのえをかきました。
とくにたいへんだったのは、いろぬりでした。
でも、じょうずにできました。
「広徳寺」
山口 惠子
広徳寺の大銀杏は、何度行っても圧倒されます。この秋も描きに行きましたが、今一つ迫力が足りません。やはり、初めて感動して描いたこの時の方が実際の迫力が伝わってくるように思って今回は、これにしました。
「梅岩寺の山門」
中川 一夫
樹齢700年のケヤキのある、いつか絵を描きに来ようと思っていたお寺です。
車で両親のお墓参り(狭山湖霊園)に行く途中にあります。
「西多摩の山の山頂の冬の夕方」
岩崎 晴美
日ごろ空をながめることをしていたので、山頂から見てみるとどんな空かと思い描いてみました。山からみおろす風景の地面をおおう雲の陰、夕方の山々の色と空色の変化の速さが楽しく1日をすごせました。
過去のスケッチ展
- 「多摩を訪ねる」
(2019年2月8日(金)~3月10日(日) ※前期:2月8日(金)~2月21日(木)、後期:2月26日(火)~3月10日(日)) - 「多摩~私たちから君たちへ~」
(2018年2月9日(金)~3月11日(日) ※前期:2月9日(金)~2月22日(木)、後期:2月25日(日)~3月11日(日)) - 「多摩を見わたす」
(2017年2月11日~3月12日) - 「小平周辺 スケッチ散歩」展
(2016年2月11日~3月13日) - 「小平周辺 スケッチ散歩」展
(2015年2月13日~3月15日) - 「私の小平」展
(2014年2月8日~3月16日) - 「私の小平」展
(2013年2月9日~3月17日) - 「私の出会った東京風景」展
(2012年2月3日~3月11日)